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「海辺のカフカ」

海辺のカフカ〈上〉
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村上 春樹
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海辺のカフカ〈下〉
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村上 春樹
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「田村 カフカ」15歳。

彼は、強くなるために家を出た。

まだ見ぬ母と姉の写真をリュックに詰めて・・・



 ― 君は、これから世界で一番タフな15歳の少年になる。―


彼は、高松に向かい、小さな図書館に暮らすようになる。


そう、何かに導かれるように・・・



一方、時は遡り、1946年。


山梨県の山中で、キノコ狩りに出かけた数名の児童が、

意識を失う事件が起きた。


次々に目を覚ます児童の中、一人だけ目を覚まさない児童が一人。

その児童の名は、「ナカタ」。



彼が目覚めなかったのはなぜか?


そう、彼にはやるべきことがあったから。

そう、カフカのために・・・


違う道を歩んだ二人は、お互いに知らないところで、交わり始める。

そう、最初から、決まっていたかのように・・・



異次元の世界を巻き込んだ、なんとも不思議なストーリー。

そして、新たな旅立ちへと向かう、再生の物語でもある。


***              

よく分からないけれど、空しい。

よく分からないけれど、悲しい。

よく分からないけれど、なんとも美しくて、なんとも儚い・・・


話はしっかり進んでいくのに、

物語は、ふわふわ浮かんでいるかのようだ。



果たして、目の前に見えている、私達が生きている、

この世界だけが、現実の世界なのだろうか?




この物語を読んでいると、そうは思えない。


それどころか、大切なことほど、理解不可能で、目に見えなくて、

違う世界で起こっているような気さえしてくる。



誰もが強くなりたいと思って、生きている。

主人公の「田村カフカ」もそう。もちろん、私も。


でも、「強い」ってどういうこと?

どうすれば、「強く」なれる?


そんな質問に答えられる人は、きっと少ないはずだ。


―もし、君の選択や努力が徒労に終わることを宿命づけられていたとしても、

 それでもなお君は確固として君であり、君以外のなにものでもない。

 君は君としてまちがいなく前に進んでいる。心配しなくていい。―




なんと温かい言葉なんだろう・・・



私達は、どんなことがあっても生きていかなければならない。


たとえ幼い頃の記憶がなくても。

たとえ呪いがかけられていようとも。


田村カフカ、15歳。


逃げるだけでは強くなれない。

闇の世界から、出口を見つけようとする、カフカ。


彼を通して、いろんな意味で考えさせられ、力づけられた作品であった。


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村上 春樹

村上春樹の世界は、透明で、繊細だ。


しかし、あまりの難解さに、最初は文の意味が分からない。


同じ文を2回読んでみる。



次は、その言葉の意味をじっくりかみしめたくなって、

また、同じ文を繰り返し読む。



そして、最後には、その場面を想像したくて、また読む。




こうして、生まれた情景は、

濃厚で美しく、とても強い光を放って、心に訴えかける。




その強い光は、今海を越えて、世界で輝き始めた




彼の本は、ずっしりと重い。

きっと、言葉一つ一つが、意味を持っているからだろう。



“村上春樹” 

彼は、世界中で愛され、日本を代表する素晴らしい作家である。

これは、誰の目から見ても、明らかであろう。


【作品】

・海辺のカフカ


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